アカデミー通信

アカデミーのリアル勉強会レポート第十五弾@大阪・神戸

こんにちは、未来を変える写真家アカデミー主宰の丸矢ゆういちです。

先日開催した大阪・神戸でのリアル勉強会が大盛況のうちに終了しました!
今回は2日間にわたる濃密な学びの時間を振り返りながら、参加者の皆さんの成長と発見をシェアしたいと思います。

光を見る目が変わる瞬間

ハウススタジオでの撮影実習は、多くの参加者にとって「光を見る目」が根本から変わる体験となりました。

 

一般の方なら「ここは暗いな」「ここは明るいな」という単純な見方しかできないのに対し、私たち写真家は「暗いけど、ここなら行ける」「明るいだけではダメ、メリハリが必要だ」という視点で部屋の中を見ることができます。

 

 

特に盛り上がったのが、「あえて電気を消して撮る」という視点。
部屋を暗くすると光と影のメリハリが生まれ、写真が一気にドラマチックに。
参加者からは「え、暗いままで撮った方がいいの?」「確かに立体感出てる!」と驚きの声があがっていました。

いかがでしょうか?
あえて電気を消すということの意味を理解できたのではないでしょうか。

引きの美学を学ぶ

さらに今回は、「引きの美学」についても深堀り。

“引いて撮ると余計なモノが写る…”という壁をどう乗り越えるか。
仲間が写り込んだり、柱やスイッチが邪魔になる中でも、どう構図を整理し、主役を引き立てるか?という実践にチャレンジしました。
しかし、この制約の中で工夫することこそが、写真家としての創造力を育むのです。

 

標準レンズを使いながらも、同じ平面を単に見るだけでなく、壁を隔てた向こう側からの視点斜めからの視点で撮影することで、全く異なる表現が生まれることを学びました。

 

シャドウとハイライトの調整

撮影後の編集技術についても深く掘り下げました。

Lightroomを使った編集では「シャドウと黒レベルの違い」「マゼンタとグリーンの補正」など、プロならではのトーン調整にも挑戦。

「これ知ってるのと知らないのでは、仕上がりが全然違う!」と、驚きの声多数。

また、シャドウと黒レベル、ハイライトと白レベルの違いについても議論しました。
シャドウは画像の暗い部分全体を調整するのに対し、黒レベルは最も黒い部分のみを調整します。
例えば、顔の影は明るくしたいけれど髪は黒くしたい場合は、シャドウを上げて黒レベルを下げるという具体的なテクニックを共有しました。

置きピンの効果的な活用

実は、撮影現場でオートフォーカスが効かないときの裏ワザも共有。

“置きピン”を使って狙ったタイミングで一発撮りするテクニックは、ポートレート撮影の現場でもかなり使える技です。

特に同じ距離で撮影する場合、毎回オートフォーカスを合わせ直すよりも、マニュアルフォーカスで一度ピントを合わせておく方が確実にシャッターチャンスを逃さずに済みます。

集合写真の重要性とプロの姿勢

リアル勉強会では毎回、集合写真を撮影しています。

ここでも丸矢が大切にしているのは「当たり前のことを当たり前にこなした上で、さらに一歩先へ」という姿勢です。

綺麗に撮ることは当然として、その上で複数人をスマートに配置し、短時間で効率よく撮影することがプロフェッショナルの腕の見せどころです。

ある参加者は「集合写真を撮る際、以前より早く準備ができるようになった」と成長を実感していました。
俳優がセリフを間違えずに言うのは当たり前で、その上で観客を魅了することが求められるように、写真家も基本をマスターした上で、さらなる高みを目指すべきなのです。

人をプロデュースする力

実は今回の勉強会では、アカデミー生が企画や進行に携わってくれました!
「自分がやりたいこと」「みんなはどう思うか」「どう段取りするか」など、多角的な視点でイベントを考えることで、大きく成長。

「え、天気悪いのにどうするの?」という場面もありましたが、そこも即リカバリー。
“理想的な環境じゃない時にこそ、写真家としての力が問われる”——
その実践にもなった2日間でした。

このような経験は、単に一人のカメラマンとして腕を磨くだけでなく、「人をプロデュースする力」を養うことにつながります。

最後に:未来を変える写真家への道

リアル勉強会を通じて、参加者一人ひとりが確実に成長している姿を見ることができました。
単に「キレイな写真」ではなく、「良い写真」を撮るためには、技術だけでなく、視点や考え方、そして何より「見る目」を養うことが重要です。

僕自身、かつては良い機材さえあれば良い写真が撮れると思っていた時期がありました。
しかし、標準レンズだけで圧倒的に「良い写真」を撮る人に出会い、本当の写真の価値に気づいたのです。
それからの試行錯誤を経て、クライアントの未来まで変えるような写真が撮れるようになりました。

皆さんも同じ道を歩んでいます。
今回の学びを日々の撮影に活かし、さらなる高みを目指してください。

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このブログを読んで「私も写真で人の未来を変えたい」「プロの写真家として独立したい」と感じた方へ。

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「良い写真」と「キレイな写真」の違い、クライアントの人生を変える写真の撮り方、そして未経験からでもプロとして独立するための具体的な道筋をお話しします。

説明会では、あなたの現状や目標をじっくりとお聞きした上で、最適なアドバイスをさせていただきます。
「カメラが好きだけど、どう進めばいいか分からない」「写真で人を感動させたい」という思いをお持ちの方は、ぜひこの機会にご参加ください。

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本編の動画はこちらをご覧ください

第1話 未来を変える写真家とは?

未来を変える写真家とは何なのか?なぜ動画の時代である今、写真家が求められているのか?カメラを仕事にして月収50万を超え独立するには何が必要なのか?そしてなぜ、僕があなたにこのスキルを教えてしまうのか?

第2話 プロ並みの撮影スキルを身につけるテンプレートとは!?

未来を変える写真家になるには、撮影スキルは最低限で大丈夫です。撮影テンプレートを使えば、いきなりプロ並みの撮影が誰でも簡単にできてしまいます。そんな撮影テンプレートを、実際の撮影風景とともに公開します。

第3話 はじめてのお仕事を獲得しよう

未来を変える写真家として報酬を得るために、撮影のお仕事を受注する方法をお伝えします。この方法、ハードルが高いように見えるのでチャレンジしない人が多いのですが、実は・・・

第4話 「良い写真」を撮り、未来を変える写真家になるには?

「愛のある良い写真」が撮れれば、感謝されるどころか、被写体の方も、その写真を見た方までも、涙を流されるほど深い感動を呼ぶ写真になります。しかしそれは奇跡の1枚ではなく、実はノウハウがあるんです。